愛犬 やよいとの絆~私の生きがい~
マルチーズのやよいと出会ったのは、そうまだ小学生の低学年だった愛娘の〇幸を
連れて愛知県岡崎市の「わんわん動物園」に家族で行った日の夜だったなぁ。
娘の舞幸(まゆ)は妻が出産時に「なんて付けたい?」「まゆがいい。」と言うの
で一晩寝ずに考えた名前だった。私の「幸成」の「幸」という字をどうしても入れ
たい。という思い。そして、妻の「まゆ」という響きを合わせた愛の結晶。
徹夜で考え思いついた、そうだ「幸せが舞い降りる。」舞う幸せ「舞幸」これで
「まゆ」と名付けよう。父と母の愛情の結晶の「舞幸」は一人娘。左利きで絵が上
手。感性が豊かでおっとりしゃべる。この子の為に会社も経営し、妻とも意見の違
いで喧嘩になったこともある。それでも娘は、表情豊かでひょうきん者、年下の子
にも慕われるそんな娘を喜ばせようと「家族」で「わんわん動物園」に行ったのだ。
そこでレンタル犬の「りんご」ちゃんを借りて園内で数時間たっぷり舞幸と遊び閉
園の時間になり、レンタル犬のりんごちゃんともお別れしよう。と娘に声をかけた。
「バイバイ、また会おうね。」と言って少しだけ悲しそうな娘。岡崎から高速で帰
る途中にせきを切った様に泣き出した娘。わんわんえんえん泣くばかり。
きっと、すぐ諦めるだろう。そう考えていた。でも娘は泣き止まず、「きっと、寂
しい思いを一人しているのだろう。思わずその足で自宅へは帰らず100KMもある
ペットショップへ暗く閉店間際に入った3人はそこで、小さな、小さな、生まれた
ばかりのメスの子犬に出会ったのだった。私は娘に「買うの?きちんとお世話でき
る?」と聞き。笑顔で頷く娘。購入の説明を妻と娘に任せて、支払いをした。段ボ
ールに入った、小さな小さな、ふわふわのまん丸お目目のその子犬は夜遅くに我が
家の一員「家族」になったのだった。深夜、まだ来たばっかりの子犬は3月「やよ
い」と命名されたのだった。夜中に眠れずに寝室から冷蔵庫のあるリビングへやよ
いがポツンといる。「情が移るのであえて無視をする。」が、やよいは疑う事を知
らず。まん丸な目で見つめてくる。しっぽをたっぷり振って。こんなに小さくても
一生懸命信じようとしている。「お前可愛いな。」と言って撫でてあげる。その日
から愛娘がもう一人増えた感じになった。家族の一員となった。娘を撫でる訳にも
いかない年頃。私は、舞幸への愛情を「やよいに投影」して、日中どんなに辛い事
があっても、老人ホームを経営して残酷な最期を目にしても、やよいに心で話かけ、
やよいを抱っこする事でやよいも心に直接会話をしている様な毎日でした。別れは
突然来ます。少し前から足を引きずっていたやよい、動物病院の先生も「薬だしと
くから、様子を見て。」と深刻そうではなかったのですが、ある朝、妻の叫びで家
族が1階に集合。舌を出して痙攣している「やよい」半分死にかけている。緊急に
対応してくれる病院を探し、入院点滴治療「覚悟はしてください。」獣医の言うと
おり舌を出して立てずに定期的に痙攣している。その日は仕事を休み、寝込みまし
た。夜かな?妻、娘と私で点滴をしてカプセルの様な小さな箱に入っているやよい
に声をかけました。瀕死の状態だったにも関わらずやよいはその声に反応して前足
と後ろ足をバタバタと動かして笑顔になった様な表情を見せます。いつもの様に公
園を駆けているよ。といわんばかりに一生懸命、走っている動作をします。
その奇跡の姿が最後となっり、二番目の愛娘は「虹の橋」へ旅立ちました。今もペ
ンダントとアップルウォッチで毎日逢えます。
本当の愛娘は、デザイナーを目指し専門学校の2年生。この春で20歳となります。
コロナで必死に夢を追いかけています。人間である以上、いつまでも物理的に一緒
にはいられません。結婚もするでしょう。また、別れになります。
天国の「やよい」は「やよいの神」と呼ぶ事にして、娘の成功と幸せを願っていま
す。
また、皆で公園、ドッグランに行こうね。楽しかったあの頃の幸せを娘とやよいは
くれたのでした。不思議な出会いと別れ。
今の時代、ペンダントとアップルウォッチで毎日、逢える。さぁ今日も頑張って精
一杯、生きるぞと思い。毎日を過ごしています。寂しいけど就職頑張れ!「別れは
スタート」それが人生だと「やよいの神」に祈り陰ながら小さかった娘の純粋、無
垢な涙から出会った物語に感謝しています。娘をいいデザイナーになれ!パパと
「やよい」は応援しているぞ!